HTMLメールを用いたメルマガ作りには、ある程度知識が必要です。学習しようとしても、よく意味がわからず、頭を抱えていませんか。
この記事では、HTMLメールの基本を初心者の方でもわかりやすいように解説します。
プログラミングのスキル不要、ノーコードでHTMLメール作れるツールもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
■合わせてよく読まれている資料:効果的なメールの書き方や送り方をまとめました!→成約につなげるためのメールマーケティングの基礎
成約に結びつけるためのメールマーケティングの基礎 メールマーケティングは、メールを主なコミュニケーション手段としているBtoBビジネスにおいてはいまだ有効な集客施策です。今回ご紹介する資料はメールマーケティングのメリットや具体的な実施方法などを整理する内容になっています。 BtoBマーケティングのお困りごとをまるっと解決「ferret」目次[非表示]
1.HTMLメールとは? メルマガにおける2つの特徴2.HTMLメールでメルマガを発行する準備のポイント3.【実践】HTMLのメルマガで使えるテンプレートの作り方4.メルマガ配信するHTMLメール作成の注意点5.メルマガに使えるHTMLメール作成ツールおすすめ3選6.メルマガでHTMLメールを活用しようHTMLメールとは? メルマガにおける2つの特徴HTMLメールとは、Webページを構築するためのプログラミングコード「HTML言語」を使い作成するメールです。「HTML」はメールの枠組みや、レイアウトを構成する役割を持ちます。
一般的に使用されるテキストメールと違い、Webサイトのように装飾されたメールを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。
【参考】弊社「ferret One」で過去送信したHTMLメールのキャプチャ(一部抜粋)
※こちらの記事で、HTMLメールの作成例を複数ご紹介しています。【例文あり】BtoBメルマガ担当者に聞く!おすすめ配信コンテンツ6選
以下、HTMLメールにはどのような特徴があるのか、代表的なものを2つ紹介します。
特徴①メルマガ閲覧ユーザーの分析ができるメルマガユーザーを対象に、効果測定が行える点がHTMLメールの大きな特徴です。
メール内に挿入した画像の表示回数で解る「開封率」では、ユーザーが有益性を感じている内容やコンテンツを見定められます。
また、「ABテスト」などの分析では、メルマガをよりよく運用するための構成などの検証が可能です。
Google Analytics(GoogleのWebサイト分析ツール)を使用することでわかる「自社Webサイトにどう訪れたか、どう閲覧して回ったか」などに加えて、より詳細なユーザー分析ができるでしょう。
特徴②デザイン性の高いメルマガを作れるプログラミングコード「CSS」(テキストの色やフォントを変更したり、画像やページのレイアウトを整えるコード)を使うことで、デザイン性の高いメルマガを作れるのも、HTMLメールの特徴です。
EC市場の売上上位50社を対象に、メルマガ形式の調査をしたところ、92.7%がHTML形式でメール配信を行っていましたというデータもあります。(2021年時点)
参照:メルマガ調査レポート 2021年版【EC売上ランキング上位50】
Webサイトのような画像や装飾されたテキストは、ユーザーの目を引くことができます。インパクトのある見た目で行う情報提供で、リンクボタンのクリック率アップも目指せるでしょう。
GmailやOutlookなどメーラーによって使い方が変化するメールは、メーラー(メール閲覧するためのソフト)や、Webメールを介して閲覧する仕組みになっています。
各メーラーでは、適応しているCSS言語(ページレイアウトや色・テキストデザインを整えるプログラミングコード)に違いがあります。
例えば、Outlookでは「背景画像」が表示されません。そのため、Webサイトのような凝ったデザインにしすぎると、メーラーによってエラーが生じたり、レイアウトが崩れることがあるのです。
デザイン崩れを防ぐため、なるべくシンプルな装飾を心がけましょう。また、テスト配信を行い、不備がないかチェックすることも有効です。
■合わせてよく読まれている資料:効果的なメールの書き方や送り方をまとめました!→成約につなげるためのメールマーケティングの基礎
成約に結びつけるためのメールマーケティングの基礎 メールマーケティングは、メールを主なコミュニケーション手段としているBtoBビジネスにおいてはいまだ有効な集客施策です。今回ご紹介する資料はメールマーケティングのメリットや具体的な実施方法などを整理する内容になっています。 BtoBマーケティングのお困りごとをまるっと解決「ferret」 HTMLメールでメルマガを発行する準備のポイントHTMLメールを作るとき必要なのが、さまざまな事前準備です。ここでは、全体の構成を大まかに説明します。
DOCTYPE宣言をするDOCTYPE宣言とは、「文書型宣言」を指す言葉です。HTMLにはさまざまなバージョンやルールがあり、以下の内容を明確にする必要があります。
これから作るメールがHTMLであることHTMLのバージョンHTMLとCSSはどのようなルールに従ったものどうかどの種類・ルールでメールを作るか、プログラミングに書き出し、システムに宣言することからHTMLメール作りが始まります。
テーブルレイアウトを使ってメルマガ構成を行うテーブルレイアウトとは、テーブル(表)を作るためのコードです。、、など、さまざまなタグや要素・属性を使い、メールを構成します。
タグでメール(テーブル・表)の枠組みを作り、タグで横方向(行)を作る。そして、タグのなかにタグを記述して、行に適応させたい内容を入れる流れです。
HTMLタグHTMLコードの意味をまとめる区切りが「タグ」です。例えば、
メルマガの作り方
の【 と 】部分が、タグになります。タグに挟まれている「メルマガの作り方」はタグに含まれません。
HTML要素「要素」はタグの中身を指しています。例えば、
メルマガの作り方
の「HTML要素」部分は、【メルマガの作り方】です。「要素」は、タグの中身全部を示すときに使われます。
HTML属性HTMLタグの後ろに、半角スペースで空間を空けたあとに書くコードが「属性」です。タグや要素に、補足情報を付け加える部品の役割を担っています。例えば、
メルマガの作り方
の「HTML属性」は、【class】の部分。「class属性」と呼びます。
このような項目を使って、メールのデザインを行っていきます。
HTMLメールは基本的にテーブルレイアウトを用います。2000年代後半までWebサイトを作成するときもよく使われていましたが、現在ではCSSレイアウトが主流です。
メールの場合は、メーラーの処理能力が技術に追いついていないなどの課題があるため、テーブルレイアウトをメインに、装飾を加えたい部分にCSSを使うのが主流になっています。
CSSは埋め込み式がおすすめCSSは、HTMLメール内のレイアウトや色・文字デザインを整える役割を持つプログラミングコードです。
埋め込み式・インライン式・外部読み込み式の3種類があり、HTMLメールに一番適しているのは「埋め込み式」といわれています。(2018年時点)
埋め込み式HTMLのタグの項目内でCSSの情報を書き出しすことでレイアウトを組みます。スマートフォンでよく使われるレスポンシブデザインに適しています。
インライン形式HTMLプログラミング内に情報を直接入力するのが「インライン形式」です。
直接入力をしていくため、作成に時間がかかるデメリットがあります。うまくコンテンツが表示されないなどの問題も生じやすいため、初心者には向いていない形式だと言われています。
外部読み込み形式CSSファイルを外部で作成してHTMLへ読み込む形式が「外部読み込み」です。
メールは、ウイルスや危険なコンテンツが入り込まないように、リンクをブロックするようになっています。外部読み込みの場合、ブロックされてしまう可能性もあるため、メールでの使用はおすすめしません。
メールの構成要素は9つメールは大きくわけて9つの構成要素でできています。
ヘッダーメールを開いたとき最初に目に入る冒頭部分です。ブランドロゴなどを挿入することで、メルマガに統一感が生まれます。大見出しメルマガのなかで最も伝えたいことを表記します。アイキャッチメールを開いて1番に目に入る、特徴的な画像です。テキストメールの